先日成田空港からベトナム(ホーチミン)に入国しましたので、当日の流れをご紹介します。
初めてのベトナム渡航がコロナ禍で不安、お母さんとお子さんだけでのベトナム渡航で不安という方の手助けになれば幸いです。
フライト
日本からホーチミンへのフライトは水曜日のJALと日曜日のANAがあります。
私は水曜日のJAL759便(成田発17:45ホーチミン着21:55)でホーチミンのタンソンニャット国際空港で入国しました。
渡航に必要な書類(手元に準備しておくべき書類)
必ずしも全て使うとは限りませんが、念のために手元に準備しておくことをお勧めする書類をご紹介します。
- パスポート(原本)
- レジデンスカードまたはビザ(原本)
- フライトのeチケット
- PCR検査陰性証明書(原本)
- 新型コロナワクチン接種証明書(原本)
- オンライン医療申告のQRコードのスクリーンショット
- 入国承認レター(コピー)
- 入国管理局の承認レター(コピー)
- 保健局の承認レター(コピー)
- 隔離計画の承認レター(コピー)
- コロナ陽性時の医療費支払いを保証する書類(コピー)
私の場合は①パスポート、②レジデンスカード、⑤ワクチン接種証明、➅医療申告QRコード、⑧入国管理局の承認レター(コピー)の5点を使用しました。
当日の流れ
当日の流れをご紹介します。
オンライン医療申告
ベトナムに入国するには入国前24時間以内に医療申告をしておく必要があります。
スマホで申告して、発行されるQRコードを保存して空港で提示する必要があります。
ANAもJALも夕方の便ですので、当日のお昼頃までを目途にスマホで必要事項を入力してQRコードを取得しておきましょう。
パソコンで登録しようとしたらうまくいかなかったという話も聞きましたのでスマホで登録しましょう。
オンライン医療申告の方法は以下の記事を参照してください。
成田・羽田空港での手続き
航空会社のカウンターでパスポートとレジデンスカードまたはビザ(パスポートに貼付済)を提示します。
医療申告のQRコードを取得しているか確認されることがあります。
無料の預け荷物はエコノミークラスであれば23kgを2個まで、ビジネスクラスは32kgを3個までです。
保安検査を通って、出国手続きを済ませます。
出国手続きは機械にパスポートを読み取らせるタイプでした。
スタンプが必要な方は機械を通った後に係の方にスタンプを押してもらいます。
JALはエコノミークラスの予約でもファーストクラスラウンジが使えました。
ラウンジの受付で航空券を提示すると利用できます。
乗り遅れないように時間に余裕をもって搭乗口に進んでください。
タンソンニャット空港での手続き
タンソンニャット空港に到着してからの流れとそれぞれの手続きに必要な種類をご紹介します。
所要時間はおおよその目安で、乗客の数や他の便と到着時間帯が重なった場合などは変わる可能性があります。
検疫(所要時間 約30分)
飛行機から降りたらまずは検疫です。
周りの人と一緒に進めば場所を間違えることはありません。
ここでは搭乗券と医療申告のQRコードのスクショ、コロナワクチン接種証明書(原本)の3点を係官に提示します。
以前はワクチン証明ではなくPCR検査の陰性証明書でしたが変わったようです。
結局陰性証明書は入国してホテルに入るまで1度も提示しませんでしたが、何があるかわかりませんので必ず持参してください。
係官がプリンタでQRコードが付いたA5(A4の半分)サイズの検疫証明書を印刷して渡してくれます。
この検疫証明書は入国審査や送迎車の待ち合わせの受付でも使用しますのでなくさないように気を付けてください。
係官に渡した搭乗券とワクチン接種証明書は返してもらいます。
理由はわかりませんが、出した書類をそのまま取られてしまうことがあるようです。
もしそのようなことがあれば返してもらうように係官に言って返してもらってください。
この検疫の手続きでオンライン医療申告の内容に不備があり、やり直しさせられる方が数名いました。
もしやり直しすることになっても、空港のWi-fiがありますので焦らずに落ち着いて登録しなおしてください。
オンライン医療申告のURLをブックマークしておくなどの備えをしておきましょう。
入国審査(所要時間 約30分)
続いては入国審査です。もっとも緊張する手続きですね。
ここではパスポート、レジデンスカードまたはビザ、搭乗券、検疫で渡されたQRコードが付いたA5サイズの検疫証明書、入国管理局の承認レター(コピー)の5点を係官に渡します。
タンソンニャット空港に到着してからARRIVAL VISAを取得する方は検疫が終わった後に入国審査に向かって左手にある事務所で手続きをしてビザを取得してから入国審査を受けます。
通常であれば特に質問はなく、パスポートにスタンプを押してもらって、すべての書類が返却されたら入国手続き完了です。
ここでもやはりすべての書類が返却されたかどうか必ず確認してください。
税関(所要時間 約5分)
続いては税関検査です。
別送品や申告するものがある方は税関申告書を記入してパスポートとともに係官に渡してスタンプを押してもらい、半券を受け取ります。
税関申告書は機内では配布されません。
入国審査が終わった後に税関の職員に言って入手するか、入国のサポートをしてくれる職員の方が配っている場合もあります。
申告書の書き方は以下の写真を参考にしてください。
これは今回入国する際に日本人のJALの職員?の方からいただいた記入例です。
別送品がある方は9番に個数を記入(例では99個)しますが、それが航空便なのか海上輸送なのかの内訳を書けと言われます。
航空便2個であれば「AIR 2」、海上輸送3個であれば「SEA 3」、両方であれば両方を記入例のように個数の右下あたりに書きます。
別送品がある場合は事前に個数と航空便なのか海上輸送なのか確認しておきましょう。
わからない場合は個数も予想で、輸送方法もどちらかで書くしかないです。
ちなみに8番は預け荷物の個数を書きます。
申告書記入面の左側3分の1を切り離してパスポートとともに返却されます。
スタンプが重要です。押してくれているか必ず確認しましょう。
押していない場合は押してくれとジェスチャーを交えて伝えてください。
パスポートもお忘れなく。
申告書にスタンプをもらったら、あるいは申告するものがなければ入国審査が終わったらそのまま受託手荷物の受け取り場所に行ってください。
時々手荷物のエックス線検査をすることがあるようですが、その時は係官の指示に従ってください。
別送品があるにもかかわらず申告をしないと別送品に対して輸入関税をかけられる場合があります。
日本からベトナムに送った荷物に課された関税を払ったことがありますが、荷物の受け取りに保管先に出向かなければならなかったり、事前のやりとりをしたりかなり面倒でした。
税金を払うまで引き渡してくれません。
受託手荷物の受け取り(所要時間 約5分)
預けたスーツケースなどはすでにターンテーブルから降ろされています。
間違えたり忘れたりしないように自分の荷物をピックアップします。
係員による手荷物控え証の確認や回収はありません。
送迎車待合所(所要時間 約30分)
荷物をピックアップしたらその流れで送迎車との待ち合わせの受付に行きます。
荷物をピックアップする場所のすぐ近くに受付はありますので迷うことはありません。
防護服を着た方が座っていますので、A5サイズの検疫証明書とホテルの予約票を渡します。
検疫証明書はQRコードを読み取ったら返却されます。
名前と宿泊先を確認して、ドライバーを呼んでくれます。
ドライバーと合流して名前と行き先を確認したら、ドライバーによっては防護服を渡されて着用するように言われますので従ってください。
あとは荷物を持ってドライバーについていって乗車してください。
まとめ
この情報は2021年11月24日時点の情報です。
ベトナム政府の指示により入国の流れが変更になる可能性がありますのでご注意ください。
準備すべき書類
全ての書類を使うわけではありませんが、念のために手元に準備しておきましょう。
- パスポート(原本)
- レジデンスカードまたはビザ(原本)
- フライトのeチケット
- PCR検査陰性証明書(原本)
- 新型コロナワクチン接種証明書(原本)
- オンライン医療申告のQRコードのスクリーンショット
- 入国承認レター(コピー)
- 入国管理局の承認レター(コピー)
- 保健局の承認レター(コピー)
- 隔離計画の承認レター(コピー)
- コロナ陽性時の医療費支払いを保証する書類(コピー)
タンソンニャット国際空港到着後の流れ
ホーチミンのタンソンニャット空港に到着してからの手続きの流れは以下の通りです。
書類をすぐに出せるように準備して並びましょう。
- 検疫
- 入国審査
- 税関
- 受託手荷物ピックアップ
- 送迎車待ち合わせ
飛行機を降りてから車に乗るまでの所要時間は90分から120分位です。
私はJALで行きましたが、タンソンニャット空港で防護服を着た日本人の方(JALの職員?)が日本語で「これとこれを手元に準備してください」とアナウンスしながら皆さんの手続きのサポートをしてくださいました。とても心強かったです。
旅の恥はかき捨て、わからないことがあれば周囲の人に聞いてみましょう。
きっと周りの方もあなたと同じように不安でいっぱいです。
何があっても慌てず、落ち着いてください。
大丈夫です、何とかなります!
ドンナイ省の入国者隔離施設 Ma Da Guest Houseに滞在しました。
部屋の様子をYOUTUBEで紹介していますのでこちらも参考にしてください。